MT4では非常に簡単なステップでインジケーターの追加が可能です。
⇒「【画像あり】MT4(MetaTrader4)でインジケーターを追加する方法を解説します。」
インジケーターを追加していけば、自分のトレードスタイルにフィットした形にMT4をカスタマイズすることができ、勝率もアップしていくことでしょう。しかしインジケーターは無数にあるためどのインジケーターを追加すれば良いのかわからないという方も多いかもしれません。
そこで今回は無料で追加できるインジケーターをご紹介します!
目次
インジケーターの無料と有料、何が違う?
インジケーターには無料のものと有料のものがありますが、どちらを利用すれば良いのでしょうか。
結論から言うと、特別な理由がない限り有料のインジケーターを用いる必要はありません。最近は派手な宣伝文句と共に多くのインジケーターが出回っています。しかしよくよく見てみると、無料インジケーターと同程度の機能しかついていないものが数万円で販売されているというケースもあります。
ただ、もちろん一部の有料インジケーターは無料のものではカバーできていないほど高性能なものがあるのも事実です。十分に無料インジケーターに慣れて詳しくなって上で、「どうしてもこの機能が必要」といった場合であれば、有料インジケーターの購入するのも一つの手段でしょう。
また、本当に有料のインジケーターを必要としている方はどのようなインジケーターが欲しいか既に明確になっている場合が多いです。
したがって今回はまだインジケーターの利用に慣れておらず、どんなインジケーターを用いれば良いのかわからないという方向けに、無料のインジケーターをご紹介していきますね。
トレードが楽になる!補助系インジケーター
MT4の初心者から上級者まで幅広いユーザーから最もダウンロードされているのが、補助的なインジケーターです。MT4に標準装備されているインジケーターにはできない、痒い所に手が届くような機能を持つインジケーターが多くあるので、下記でその一部をご紹介します。
次のローソク足が出るまでの時間を表示してくれる!
取引中にチャート画面を見ていると、いつ次のローソク足が表示されるのかハラハラしてしまうことがよくありますよね。そんな時、RemainingTime_ja.mq4を利用すれば次のローソク足があとどれくらいで表示されるか、その時間を示してくれます。
このインジケーターは勝率アップに直結するわけではないかもしれません。ただチャート左上に時間が表示されるだけなので他のインジケーターとの兼ね合いで邪魔にもなりませんし、取引中の落ち着かない気持ちも少し楽になるはずです。
指定した値を超えたらアラートで知らせてくれる!
便利な上に他のインジケーターとの相性も抜群なのがChin Breakout Alert.mq4です。このインジケーターは、任意に引いた高値、安値のラインをローソク足が抜けたらアラート音で通知してくれます。
よって四六時中チャート画面の前に張り付いておく必要もなくなり、他のインジケーターのエントリーサインを逃してしまうということもなくなるでしょう。
ただしローソク足がラインを抜けると、ライン外にいる間はローソク足が動くたびにアラート音が鳴ってしまいます。したがってラインを抜けた場合はインジケーターをオフにしておいた方がいいかもしれません。
市場時間を日本・米国・欧州で色分けしてくれる!
24時間トレードができるのがFXの魅力ですが、時差の関係上市場が開いている時間帯は各国で異なります。一般的に市場が開いている国の通貨の取引が活発になる傾向があるため、各国の状況は把握しておく必要があります。
そこでSessions.mq4を用いれば各市場のオープン・クローズ状況を色で確認することができます。異なる情報を視覚的に一目で把握できるのがこのインジケーターの便利なところです。
下図ではオレンジ色が日本、ベージュ色がヨーロッパ、ピンクがアメリカの市場が開いている時間を表しています。各地域の色は変更することもできます。
これだけは押さえておこう!分析系インジケーター
実際に分析に利用するインジケーターは多くがMT4標準装備されていますが、それ以外でも近年主流になってきているインジケーターも存在します。
もともとMT4に入っていないため聞きなれない名前のものもあるかもしれません。しかし標準装備のインジケーターよりも簡単に使え、精度の高いインジケーターもあるため、代表的なものは押さえておくべきでしょう。
以下で代表的な2つのインジケーターをご紹介します。
一目でトレンドを押さえるGMMA!
GMMAは、短期と長期6本ずづ、計12本の移動平均線を同時にチャートに表示させるものです。(従って利用する際は以下の2つをダウンロードしてください。)
長期:GMMA_Long_v1.mq4、短期:GMMA_Short_v1.mq4
トレンドの大きさや売買シグナルが一目でわかり、スピーディに、そして簡単に正確な売買ができるのがGMMAの特徴です。
基本的に長期線が赤色、短期線が青色で表示されます。短期線が長期線の上にある際は上昇トレンド、長期線が短期線の上にある際は下降トレンドです。長期線と短期線の間隔が広ければ広いほど、トレンドが大きいといえます。
また、長期線と短期線の交わりはトレンドの転換を表しています。
逆に、上図のように長期線、短期線の間に間隔がなく、両者が上下逆転を繰り返しているようであれば、トレンドはなくレンジ相場であると判断できます。
トレンド転換を事前に予測するTDシーケンシャル!
TDシーケンシャル(TD_Sequential.mq4)は、トレンドの転換を事前に示してくれるインジケーターです。まず、実際のインジケーターから見ていきましょう。
ローソク足の下に1~13の数字が記載されていますが、この数字はどれだけトレンドが続いているかを示しているものです。
TDシーケンシャルのルールは単純で、1から始まるナンバーはローソク足のトレンドが続けば+1ずつ増えていき、トレンドと逆の動きがあれば数字が1に戻ります。
難しい理論は割愛しますが、以下のように覚えておけば問題ないでしょう。
- 数字が9になったら小反転の可能性大
- 数字が13になったらトレンドが転換する可能性大
実際に上の図もこの法則通りになっていますよね。
TDシーケンシャルは、他のインジケーターと組み合わせることでその効果が倍増します。順張り系のインジケーターと組み合わせれば、事前にトレンド転換のリスクを把握することが可能です。また逆張り系のインジケーターと併用すれば、より確実性の高い逆張りでの売買が可能になります。
まずは無料インジケーターに慣れることが大切!
様々なインジケーターを幅広くご紹介してきましたが、実際にどのインジケーターを使えば良いか、特に正解はありません。ある程度インジケーターの利用に慣れてくれば、人それぞれ使いやすいと感じるインジケーターの好みは分かれてくるものです。
色々なインジケーターを試しながら得意なパターンを見つけ、自分に合ったインジケーターを積極的に探していきましょう。